🔹【契約の種類】

用語読み方意味
Rookie Scale Contractルーキースケール契約ドラフト1巡目指名選手に適用される初期契約。年数・金額がスケールで定められている(基本4年、2年目以降はチームオプション)。
Two-Way Contractツーウェイ契約NBAチームとGリーグを行き来する選手用契約。試合数や日数に制限がある(最大50試合までNBA出場可)。
Standard Contractスタンダード契約通常のNBA選手契約。年数・金額は自由に交渉される。
10-Day Contractテンデイ契約10日間限定の短期契約。1チームにつき1選手に対して最大2回まで。
Exhibit 10 Contractエグジビット10契約キャンプ参加用の契約で、Gリーグに降格時にボーナスを受け取れる仕組みがある。ツーウェイ契約への転換も可能。

🔹【契約条項・オプション】

用語読み方意味
Team Optionチームオプション契約延長の決定権がチーム側にある条項。
Player Optionプレイヤーオプション契約延長の決定権が選手側にある条項。
Early Termination Option (ETO)アーリーテルミネーションオプション選手が契約を早期に終了できる条項(最終年を放棄)。
Non-Guaranteed Contractノンギャランティード契約全額保証されていない契約。開幕後の一定日数を超えると保証が発生することが多い。
Fully Guaranteed Contractフルギャランティード契約契約金が全額保証されている契約。カットされても給与は支払われる。

🔹【サラリーキャップ・金銭関連】

用語読み方意味
Salary Capサラリーキャップチームが使える年俸総額の上限。年々変動する。
Luxury Taxラグジュアリータックスサラリーキャップを超えた額に応じて課せられる追加課税制度。
Bird Rightsバード権所属選手をサラリーキャップを超えて再契約できる権利。3年以上在籍で発生。
Mid-Level Exception (MLE)ミッドレベル・エクセプションキャップを超過していても一定額(例:約$12M)で選手と契約できる特例。
Bi-Annual Exception (BAE)バイアニュアル・エクセプション2年に1回だけ使える例外条項(上限が低い)。
Trade Exceptionトレードエクセプショントレードで生じた余剰分を一定期間内に補強に使える制度。

🔹【制限付き・無制限FA】

用語読み方意味
Restricted Free Agent (RFA)制限付きFA他チームとの契約に対して、元チームがマッチ(同条件で残留させる)する権利を持つ。主にルーキー契約後。
Unrestricted Free Agent (UFA)無制限FAどのチームとも自由に契約可能な選手。

🔹【移籍・契約解除関連】

用語読み方意味
Buyoutバイアウト契約解除の合意。通常は選手が一部給与を放棄し、別チームへ移籍する。
Waive/Waivedウェイブ/ウェイブド選手を解雇すること。解雇後48時間以内に他チームが引き取れる(ウェイバー制度)。
Stretch Provisionストレッチ条項解雇された選手のサラリーを数年に分割して支払う制度。
Amnesty Clause(※現在は失効)アムネスティ条項一定条件下で選手を解雇し、キャップ上の影響を消せる制度(2011年CBAで導入、現在は使えない)。

近年話題のエプロンについて

🔶【First Apron(ファーストエプロン)】

  • 目安額(2024-25):約$179M前後(税ライン + 約$7M)
  • 到達すると制限されること
    • サイン&トレードで選手を獲得できない
    • ミッドレベル例外(MLE)の額が縮小される(約$5Mに)
    • 複数選手を集めて大型契約選手とトレードできない(特定の複雑トレードの制限)
    • トレード時にサラリーを15%多く受け取る柔軟性がなくなる

🔴【Second Apron(セカンドエプロン)】

  • 目安額(2024-25):約$190M前後(First Apron + 約$10M)
  • さらに厳しい制限が追加される:
制限内容詳細
MLEの完全使用不可セカンドエプロンチームはミッドレベル例外を一切使用不可に。
ドラフト指名権の凍結一定年数連続でセカンドエプロンを超えた場合、未来の1巡目指名権が繰り下げられる(2025年以降適用)。
選手獲得手段の制限解雇選手(バイアウト)にも手が出せない場合あり(一定金額を超える場合)。
複雑トレード完全制限3チーム間トレードや選手+指名権の組み合わせで特定タイプの取引が不可能に。

✅【エプロン制度の導入目的】

  • ビッグマーケット(LAL, GSW, LACなど)による大型契約の積み上げによる独占を防止
  • 中小マーケットでも戦力均衡を保ちやすくする
  • 戦略的チーム構築(育成・指名・延長)を促す